豆田町から日田駅に向かう途中に、日本最大規模の私塾、咸宜園があります。

なんと、国指定史跡である咸宜園跡には無料で見学できるのです。

※左が遠思楼、右奥が秋風庵

日田は塾の街。

咸宜園は廣瀬淡窓が創設した日本最大規模の私塾跡。

日田のこの地に全国から5000人を超える入門者を集めたとのこと。

当時は、大村益次郎さん、長三洲さん、上野彦馬さん、清浦奎吾さん、横田国臣さんも門下生として咸宜園で学んでいらっしゃったそうです。

※秋風庵入り口

左手の入り口より中にお邪魔します。

※風通しがよくて気持ちいい風がふいていて、ついお昼寝をしたくなりますね。

秋風庵は淡窓さんの伯父さんにあたる、月化さんの居宅になります。

中に入るとまだ晩夏で暑いはずなのに、そよそよと気持ちいい風が吹いてきます。

淡窓さんもここで、寝っ転がってお昼寝をしていたのかな…と想いを馳せてみます。

※二階は階段をのぼったところまで。中に入ることはできません。階段より写真を撮りました。

※今は珍しい藁葺き屋根。いつまでも残っていてほしいですね。

※当時と変わらない景色なのでしょうか。心落ち着く場所です。

さて、次はお隣に建てられた遠思楼（えんしろう）へ向かいます。

ここは淡窓さんが68歳の時に書斎として建てられた建物です。

※遠思楼。

淡窓さんはここで門下生や知人達と詩会を催して月や雪を愛でて小宴や談話を楽しんだそうです。

※遠思楼の二階の丸い窓

この丸い窓から遠くの景色を眺めながら淡窓さんは何を想ったのでしょう。

遠思楼って素敵な名前ですよね。

※咸宜園跡案内図

残念ですが講堂跡などは、いまはありませんが、秋風庵や遠思楼を見学するだけでも見応えがあります。

豆田町の方々は咸宜園の塾生に住居を提供してくださったり、いろんなサポートをしてくださったので咸宜園は発展していったそうです。

駐車場は、あそう小児科さんを通り過ぎたところにあります。咸宜園を見学する方は12〜16に駐車できます。

※駐車場

日田の街を歩くとどんどん日田が好きになります。

ぜひ日田に遊びに行かれた際、咸宜園跡に寄ってみてはいかがでしょうか。

お出かけの際は、体調管理をして、手洗いうがい、手指消毒をしてしっかり予防しましょう。

↓咸宜園跡はこちら

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